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ブログ2025.02.02
【CEOインタビュー vol.4】スローガンとコピーの違いは?
- #ci-vi-development
- #copywriting
「伝え方を変えれば、世界は変えられる。」
情熱を持って取り組んでいる仕事が、なかなか 世の中に伝わらない。人を幸せにし、世の中を良くするために生まれたサービスやプロダクトが、日の目を見ないまま消えていく。そんな現状を変え、もっと世の中の素晴らしい夢や情熱が続く世界へ。私たちは、世の中のあらゆる “伝え方”を変える事で、世界をよりよく変えていく 。
こうした思いから、「伝え方」を革新し、より良い未来を創ることを目指すコミュニケーションテックカンパニー「NOBU Planning(ノブプランニング)」を率いる鈴木宣彦が、大手広告代理店での豊富な経験とスタートアップ経営の知見を活かし、クリエイティブやマーケティングに関する多様なテーマについて自身の考えをわかりやすく言語化していく企画「CEOインタビュー 」。
第4回のテーマは “ スローガンとキャッチコピーの違い” です。「違いがわからない」という声をよく耳にするこれらの言葉について、大手広告代理店出身コピーライターのノブプランニングCEO 鈴木が、わかりやすく解説します。
〈聞き手=松平祐樹(NOBU Planning)〉
松平:まず、スローガンとキャッチコピーの違いについて教えてください。
鈴木:スローガンは基本的に内向きの要素が強く、社内のモチベーションを高めたり、一体感を生むための言葉です。特に「社内スローガン」や「チームスローガン」のように、短期間で使用されるものは完全に内向きですね。一方で、企業スローガンの場合は少し複雑で、内向きの役割に加えて、外向きに企業の理念や姿勢を伝える言葉としても使われます。
松平:では、キャッチコピーはどういう特徴を持つのでしょうか?
鈴木:キャッチコピーとは基本的に外向きで、特定の行動変化を促すことを目的とした、課題解決のための言葉です。「この商品を買ってほしい」「この話題について認知してほしい」といった具体的な課題を解決するためのものです。スローガンが理念や目標を象徴するものであるのに対し、コピーは課題解決や行動を促すためのメッセージです。
松平:スローガンとコピーのニュアンスの違いは、どのように捉えればいいでしょうか?
鈴木:スローガンはどちらかというと「内向き」、つまり社内や組織の士気を高めたり、方向性を示すものです。コピーは「外向き」で、顧客や社会に対して明確なアクションを促す言葉です。この内向きと外向きの違いが、スローガンとコピーを分けるポイントだと思います。
松平:なるほど。長期的な使用と短期的な使用という違いもありますか?
鈴木:そうですね。企業スローガンやサービススローガンは、基本的に長期的に使用されることが多いです。場合によっては10年、20年と変わらないこともあります。一方で、コピーは短期間の広告キャンペーンやプロジェクトごとに使われるケースがほとんどです。
松平:スローガンが理念や価値観を象徴するもので、コピーは具体的な行動を促すものということですね。
鈴木:その通りです。スローガンとコピーは役割が異なりますが、どちらも重要なメッセージを伝える手段です。それぞれの特性を理解して、適切に使い分けることが大切ですね。
株式会社NOBU Planningは、TVCM制作と経営者の想いを言語化するコピーライティングを中心に、革新的な広告表現やコアアイデアの企画提案、ブランディング戦略の立案を行っています。また、スタートアップやベンチャー企業、中小企業向けに、月額制サブスクリプション型サービス「KOTODAMA-コトダマ-」を提供し、企業のパートナーとして、事業ワードの策定 / コピーライティングや、WEBムービー制作を安価にサポートしています。
創業者で代表取締役社長CEOの鈴木は、株式会社電通にてコピーライター、CMプランナー、デジタルプランナー、ビジネスプロデューサーを歴任してきました。現在は自身も起業してスタートアップビジネスを立ち上げて事業会社を経営しており、経営視点を取り入れたキャッチコピーやクリエイティブ提案が可能です。お気軽にお問い合わせください。