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2024.12.05

スタートアップ必見!参考にすべき名作キャッチコピー7選

  • #copywriting

スタートアップ必見!参考にすべき名作キャッチコピー7選

企業のブランドや製品を一言で伝えるキャッチコピーは、消費者に強い印象を与える重要な要素です。しかし、大手企業とは違いリソースの少ないスタートアップや中小企業にとって、効果的なキャッチコピーを作成するのは簡単ではありません。そのため、効果的なキャッチコピーを採用するためには、適切なテクニックが必要です。そこで今回は、キャッチコピーの名作として評価されている10個のフレーズを紹介し、それぞれの意味と表現技術について解説します。これらのキャッチコピーから学び、自社の事業やメッセージ、そして価値を伝えるコピー作成に役立ててください。

1. 世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける(SmartNews)

1つ目のキャッチコピーは、日本のニュースアプリ「SmartNews」のスローガンです。同社は「世界中の情報を収集し、必要としているユーザーに届ける」というシンプルかつシャープなメッセージを掲げ、情報が瞬時に流れる現代社会における自社の事業の中心的な役割を明確に訴求しています。

このコピーの秀逸な点は、そのメッセージが非常にシンプルでありながら、広がりのある未来志向の印象を与えることです。「世界中」「必要な人」という言葉が、対象の幅広さと個別のニーズへの対応を表現しており、ユーザーにとっての価値を端的に伝えています。また、コピーライターの技術が光る部分として、情報を「送り届ける」という表現が温かみと人間らしさを感じさせ、機械的でない姿勢を強調しています。

2. 仕組みで解決できることをやさしさで解決しない(SmartHR)

続いて紹介するのは、「SmartHR」のキャッチコピーです。これは、企業が抱える業務の効率化を目指す同社の姿勢を強調しており、効率的かつ合理的な解決策を提供することに対する強いメッセージが込められています。このキャッチコピーは、言葉選びが巧妙で、「やさしさ」と「仕組み」という相反する要素を対比させることで、同社の特徴的なサービスを表現しています。

また、これまでの常識や業界の流れに対する挑戦的な姿勢を打ち出している点も注目すべきポイントです。このように、キャッチコピーには「メッセージ性」と「シンプルさ」を両立させ、ターゲットに印象的に響く表現が必要です。

3. どうする? GOする!(Go)

タクシー配車アプリ「GO」の提供など、タクシー関連事業を行う「GO」のキャッチコピーは、短くシンプルでありながら、ユーザーに行動を促す力強いフレーズです。「どうする?」と問いかけ、「GOする!」と答えを示す構成により、即時性と決断力を強調しており、利用者の行動に直結する訴求力があります。

また、「GO」という英語のシンプルな言葉を用いることで、ターゲット層である若い世代に親しみやすい印象を与えています。このように、コピーには「シンプルさ」と「行動喚起」が求められます。特に、スタートアップが目指すべきポイントとして、ターゲット層の生活や価値観に即した表現が重要です。

4. なにも足さない。なにも引かない。(サントリー)

サントリーの「サントリーピュアモルトウイスキー山崎」のキャッチコピー「なにも足さない。なにも引かない。」は、製品の純粋さと本質をシンプルに表現しています。このフレーズは、余計なものを加えずに本物の価値を届けるというメッセージを端的に伝えており、製品の高い品質とこだわりを強調しています。これは、サントリーが長い歴史の中で培ってきた技術と品質を表すものでもあります。

5. 大人の男を楽しもう。(資生堂)

日本国内の大手化粧品メーカーである資生堂が掲げる「大人の男を楽しもう。」というキャッチコピーは、特定のターゲット層に向けたメッセージです。成熟した男性に向けたライフスタイルの提案であり、資生堂が提供する製品のイメージとともに、男性が楽しむべき時間や人生の豊かさを想起させます。

6. NO MUSIC, NO LIFE.(タワーレコード)

タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」は、音楽の存在が人々の生活にどれほど大切かを表現したキャッチコピーです。短くシンプルでありながら、強いメッセージ性を持っており、音楽ファンの共感を得ています。スタートアップがこのコピーから学べることは、製品やサービスが持つライフスタイルに結びつく価値をシンプルに表現し、共感を呼ぶことです。

7. あなたと、コンビに、ファミリーマート(ファミリーマート)

「あなたと、コンビに、ファミリーマート」は、日常生活での身近な存在としてのファミリーマートの姿勢をアピールするキャッチコピーです。このメッセージは親しみやすく、信頼感を醸成する力があります。

まとめ

キャッチコピーは、企業のWebサイトやコーポレートサイト、ポスターや新聞広告など、多様なチャネルで活用されます。例えば、小売業では、無料で提供されるサンプルや限定キャンペーンの情報をキャッチコピーで訴求し、消費者の購買行動を促しています。また、食品や医薬品業界においては、製造のこだわりや製品の持つ価値を強調し、消費者に製品の信頼性を伝えることが重要です。こうしたマーケティング手法は、簡潔な言葉を用いて製品の魅力を最大限に引き出すことが求められます。

今回紹介したキャッチコピーは、それぞれが異なるアプローチで成功を収めています。例えば、SmartNewsはシンプルな表現で信頼性を、SmartHRは新しい価値観を、Goは行動を促すメッセージを強調しています。スタートアップが自社のキャッチコピーを作る際には、これらの成功事例から学び、自社の強みやサービス内容に合ったメッセージを作成することが求められます。シンプルさ、明確さ、そしてターゲットに響く感情的な要素を取り入れ、効果的なキャッチコピーを作り上げましょう。消費者にとっての価値(Value)を的確に伝えるために、キャッチコピーの構成やデザイン、そして選ぶワードや単語には注意が必要です。

自社の展開を支えるため、持続的なイノベーションとクリエイティブなキャッチコピーの開発を行うことが大切です。未来へとつながるメッセージをキャッチコピーで強調し、ターゲット層との共感や信頼関係を築いていくことが、成功への鍵となります。


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