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2024.12.04

ブランド刷新の絶好機!周年ブランディングの成功事例と実践方法

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ブランド刷新の絶好機!周年ブランディングの成功事例と実践方法

周年を迎える企業にとって、その節目は単なる「お祝い」にとどまりません。企業の創業や設立を祝う特別なタイミングは、単なる記念イベントではなく、ブランド価値を再認識し、企業の方向性を明確に打ち出す重要な機会です。このタイミングを活用して「周年ブランディング」を実施することで、企業価値を社内外へ効果的に発信し、未来に向けた明確なビジョンを描くことができます。本記事では、周年ブランディングを行う理由と成功のための実践方法をわかりやすく解説します。


周年ブランディングをするべき理由

周年ブランディングは、特定の節目の年において、企業の歴史や理念を基盤に新たな価値を創造し、ブランドを強化する活動です。このタイミングでブランディングを進めることで、以下のようなメリットがあります。

1. ブランド価値の向上

周年は、企業がこれまでに築いてきた価値を顧客やステークホルダーに再認識してもらう絶好のチャンスです。特に新製品やサービスの発表、ロゴやWebサイトの刷新といった施策を通じて、ブランドイメージをさらに強化できます。

2. 社内外の一体感を醸成

周年イベントや記念プロジェクトを通じて、企業の理念や価値観を社員や取引先、顧客と共有することで、社内外での一体感を高めることができます。社員のモチベーション向上や顧客満足度の向上につながります。

3. 未来への方向性を明確化

周年は過去を振り返るだけでなく、未来に向けたビジョンを描く機会でもあります。ブランドメッセージや新たな経営戦略を発信することで、顧客や社会に対して企業の存在意義を強く印象づけることができます。

周年ブランディングを成功させるためのポイント

周年ブランディングを効果的に進めるためには、以下のステップをしっかり押さえることが重要です。

1. 目的の明確化

まずは周年ブランディングを行う目的を明確に設定します。例えば、顧客層の拡大、社員の士気向上、取引先との関係強化など、達成したい目標を具体化しましょう。

2. 対象とメッセージの設計

ブランディングの対象(顧客、取引先、従業員など)ごとに適切なメッセージを設計します。例えば、顧客には「感謝の気持ち」を伝える一方、社内には「これからの方向性」を共有するメッセージが重要です。

3. 統一感のあるコンセプト策定

ブランドイメージを統一するためのコンセプトを策定します。これには、ロゴや記念デザインの刷新、メッセージの一貫性などが含まれます。プロフェッショナルなデザイン会社を活用すると効果的です。

4. 実行計画の策定

周年記念イベントや記念誌制作、Webサイトリニューアル、新商品の発表などの具体的な施策を計画します。プロジェクトチームを立ち上げ、スケジュールと予算を明確に管理します。

5. 社内外での浸透と発信

周年ブランディングの成果を最大化するためには、社内外でのコミュニケーションが欠かせません。特にSNSや動画コンテンツを活用した情報発信は、顧客や社会への効果的なアプローチとなります。

成功事例:周年ブランディングの実践例

1. ヤンマー株式会社の100周年プロジェクト

2013年に創業100周年を迎えたヤンマーは、地域によって異なるブランドイメージを統一するため、リブランディングを実施しました。ユニクロのリブランディングも手がけた佐藤可士和氏を起用し、船舶・農業・建設といった幅広い分野の製品を表す新たなビジュアルアイデンティティを構築しました。これにより、グローバルブランドとしての認知度を高めることに成功しました。

2. 湖池屋の周年リブランディング

湖池屋は、1967年に日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したお菓子メーカーです。しかし、家庭への普及に伴い、平均売価の低下が続いていました。そこで2016年にコーポレートブランドの再編を決定し、企業ロゴや社屋、スローガン、社章、名刺などを刷新しました。その結果、2017年2月に誕生した新商品「KOIKEYA PRIDE POTATO」は、年間40億円を達成する大ヒット商品となりました。

周年ブランディングを進める際の注意点

  1. 過去と未来のバランスを取る 周年は過去を祝うイベントである一方、未来に向けた展望を示す重要な場でもあります。歴史に固執せず、新たな価値を創造する視点が必要です。
  2. 無理のないスケジュール設定 周年ブランディングは多くの施策が絡むため、長期的な視点で無理のないスケジュールを組むことが成功の鍵となります。
  3. 社内施策を軽視しない 特に従業員の理解を深めることは、ブランドの一貫性を保つために重要です。インナー向けのイベントや研修を計画しましょう。

まとめ

周年という節目は、企業の未来を見据えた戦略的なブランディングを進める絶好のタイミングです。社内外の関係性を再構築し、新たな価値を創造するために、リブランディングを積極的に検討してはいかがでしょうか?


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代表取締役社長は、株式会社電通にてコピーライター、CMプランナー、デジタルプランナー、ビジネスプロデューサーを歴任してきました。現在は自身もスタートアップを立ち上げて事業会社を経営しており、経営視点を取り入れたクリエイティブ提案が可能です。

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